2013年11月15日金曜日

[僕の息子はカナダ人 5] 息子の存在で改めて気付かされた僕自身の生き方

息子はまだ4歳ですが親の僕からみてもまったく魅力的な男です。またこれも親ばかなこと言いますが、顔も性格も男前です。お風呂はいつも一緒に入りますが、健康的な体をみていつもどうして僕にこんな素晴らしい子供を授かることができたのか、僕のご先祖さまや神様に感謝しながら息子を抱きしめていつも「産まれてきてくれてホンマにありがとう」と言っています。

僕は親として息子にいろんなことを教える立場ではありますが、同時に息子からいろんなことを教わります。

極めて純粋なその性格から人本来の素直さを学び、彼の天真爛漫な言動に魅せられ、様々なものに興味を示す姿に感服し、よく食べ、よく笑い、よく話す。息子を観ることでピュアな人間のあり方を学ぶことができます。

大人になるにつれきっと誰もが素直になれなくなったり、ついたらあかんと言われて育ったのに嘘をついたり、叶わぬ夢をあきらめ、うまくいかないことがあれば人生とはこういうものだと決めつける。

彼を観て自分が子供だった時の事を思い出します。まさに息子のように何も恐れることなく前向きに生きていた自分の姿を。「お父さん、僕を観て。素直にやさしく前向きにあきらめず生きていかなあかんで。」と心の中で息子の声が聞える。
僕は「ほんまやなぁ。ホンマにその通りや。頑張るよ、お父さんは!」と彼という存在そのものが大人になった僕を鼓舞してくれる。これは素直に感謝せざるを得ないでしょう。

また子供というのは本当にありのままの自分を写しだす鏡だと思いますね。彼が元気で無邪気でいれば、あぁ僕もきっとそんな人間なんかなぁと思わせてくれたり、また悪いことをしたらもしかして自分がやったから真似してるんちゃうかと自分を見つめ直すいいきっかけになる。

そんな風に彼から僕自身どう生きればいいか教わるのです。
僕は彼を授かって子どもとはそういう存在だと改めて気付かされました。

息子が大人になる時代は僕らの今より少し厳しい環境になるんじゃないかと思います。決して悲観的になるのではなくて明るい未来のために明るく優しく息子を育むことで少しでも素晴らしい未来をつくる。子育てというのは明るい未来を直接自分の手でつくることができるそんな素敵なもの。

自分がうまく子育てをしているかどうかわからない時は子供の目をみるといいです。子供の目がキラキラと輝いていればなんの心配もいらない。息子の目はいつもキラキラとしてます。それをみて僕らはうまくやっていると思っています。

僕はどうしてこの世に産まれてきたのか、何のために生きているのか、そういう疑問に対する答えをいつも考えてきたのですが、その答えの一つが息子の存在で明らかになったということはいうまでもありません。

僕にはまだ夢がある。近い夢も遠い夢も。息子の力を借りて最後の最後まで果敢にチャレンジして素直に優しく感謝の気持ちを常にもって夢を叶えていきたいと思います。

2011年7月、2歳になったばかりの息子を連れて
退役した最後のスペースシャトルの打ち上げを観に行きました。
ケネディースペースセンターで宇宙飛行士となり火星に降り立った息子。
彼が将来抱く夢を精一杯応援したい。

ありがとうございます。

次回【僕の息子はカナダ人 6】息子の学校の先生との懇談会にて「家に連れて帰りたい!」と先生が!です!

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