2013年11月4日月曜日

[僕の息子はカナダ人 2] 頭蓋骨骨折の検診を受けた1歳半の息子

今日はまた息子のことについて書きたいと思いますが、彼の身に起きた大きな惨事について書き記しておきたいと思います。

忘れもしません2010年11月3日ちょうど3年前の昨日、息子が1歳5ヶ月の時です。その日の午前中に息子を預けていたデイケアから僕の携帯に電話がありました。

なんと子どもたちを外で遊ばせた後、建物に入る際地下にある教室へ行く6段の階段から息子が落ちて頭を打ったと言うのです!仕事もそっちのけですっとんで迎えに行きました。教室に向かうと息子はみんなと一緒にお昼ご飯を食べてたのですが、僕を見つけると途端に泣きじゃくりながら近寄ってきました。そんな息子をしっかりと抱き上げ、もうお父さんが来たから大丈夫だよ、痛いの痛いの飛んでゆけ!と何回も言ってあげました。

抱っこしながら事情を聞いているときに、なんと息子が嘔吐しました!これはまずいとすぐに病院へ。事情を説明すると優先して診察してくれました。触診ではなにも問題ないのでホッとしましたが、触診だと腫れている頭の部分が割れているかどうかわからないというので頭蓋骨のレントゲン写真を撮る事になりました。でも息子が泣いて泣いてじっとしないので写真がうまく撮れない。。。泣きまくる息子を強く押さえ3回目でやっとOK。これには胸が痛みました。。。

レントゲン写真の診断結果を待つこと約一時間、その間息子は僕の胸で寝てしまいました。これにも少しヒヤッとしましたが、結果を聞く数十分前に目が覚めた息子はいつもの笑顔を取り戻し、院内を歩く歩く。それを見た先生がレントゲン写真の結果とともに特に問題ないといってくれました。でも24時間以内にまた嘔吐する場合は大きな病院へ行くようにといわれました。その後とくに嘔吐するようなことはなく息子の頭にできたこぶも順調に回復していきました。その回復力は若さゆえか驚くべきスピードでした。

情報処理と情報伝達に特化した
神経細胞、ニューロン
げんこつをされただけでも神経細胞が減るといわれているのに頭を打ったら折角生まれた息子の神経細胞が激減するのではとすごく心配でしたが、息子は僕らが発声する多くの言葉をさらにまねして発声するようになりました。まるで鍛えられた筋細胞のように減った神経細胞がまたこんなことがあったときのためにより多く、さらに強く増殖しているのではと思わせるような言動を息子は見せてくれました。

僕も小さいとき、かなり高い場所から落ち眉間から血を流すという大怪我をしたことがあります。その傷はまだしっかりと残っています。母親はそのとき必死で僕を抱えて走って近くの病院まで行ってくれたそうです。命を繋げてくれた母親、両親に本当に感謝です。この息子の惨事を母親に話すとこれから先いろいろあるから気をつけやと母親に言われました。本当になにが起こるかわからないので、これから先も僕らの大切な未来を大事に見守って育んでいきたいと思います。

次回は息子への日本語教育(バイリンガル教育)の思いを書きたいと思います。
ありがとうございます。

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