2013年10月12日土曜日

感謝祭の本当の意味とは (Thanksgiving Day)

妻が焼いてくれた七面鳥(ターキー)
明日はカナダの感謝祭の日でもちろん仕事も学校もお休みですが今日お祝いをしました。感謝祭での伝統メイン料理は決まってターキー(七面鳥)です。去年は少し飽きて中華の食べ放題を食べに行きましたが、今年は妻がターキーを焼き、義母がサイドディッシュを作ってくれました。
義母が作ってくれたマッシュドポテト、スクウォッシュ(かぼちゃ)、
ブロッコリー、クランベリーソースをターキーに添えて
すでに知っている人もいると思いますが、その昔ヨーロッパ人がアメリカ大陸にやってきた時既に居た先住民(ネイティブ・インディアン)を追い出して占領しました。そして自分たちが持ってきた食物の種を植えて農業を始めましたが、その土地の土壌に合わず食物が育たず、やがて食料がなくなり寒い冬を越せず飢餓していく人が出てきました。それを見ていた先住民が自分たちを追い出した白人たちをなにも言わず彼らの知恵で得た食べ物を分け与えて白人たちを助けたのでした。
これまた妻が焼いてくれた感謝祭伝統デザート、パンプキンパイ


初めてこの話を聞いた時になんともいえぬ暖かい気持ちが込み上げて来たのを覚えています。感謝祭というのはつまり食べ物に感謝すると同時に命を守ってくれた先住民に感謝の気持ちを捧げる日なのですね。日本人は食べる前に当たり前のように「いただきます!」と言い食べ終わると「ごちそうさまでした」と言って、毎日私たちの命を守ってくれる動植物に感謝の気持ちを示します。毎日食べ物に感謝の気持ちをつげるこの慣習は本当に素晴らしいものです。海外に住むようになって改めて良いと思った日本の事柄のひとつですね。日本では毎日が感謝祭。

僕には4歳の息子がいますが、カナダで産まれた彼には日本人の心と1年に一度のこの感謝祭の意味をしっかりと伝えていきたいと思っています。お料理はとても美味しかったです。

ありがとうございます。

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