事業用操縦士のフライトテスト時に使用したパイパー社の小型機、チェロキー |
自信をなくすということは大小かかわらず誰にでもあることだと思います。夢を追いかける過程で自信を失ったとき、その夢を諦めるか、それとも自信を取り戻してそれを続けるか。
僕は諦めず後者を取ったわけですが、1度失った自信を取り戻すために必要なこととは僕にとって何であったかということを書こうかと思います。
トロントにきてから永住権が取れるまでボランティアをしながら事業用操縦士免許取得に向けてがんばってきました。あるフライトスクールのスケールの大きさに魅せられ入校しましたが、不慣れな場所とアンフレンドリーな対応に徐々に自分の居場所がわからなくなり、自信も徐々になくなっていきました。バンクーバーにいた時、飛ぶということが楽しくて仕方がなかったあの頃がうそのように、飛ぶことがいつのまにか苦痛になっていました。
正直自分を責めましたが、ボランティアで知り合ったあるフライトインストラクターの勧めでトロントから1時間かかる彼が在籍している学校(ハミルトン空港)へ移ることにしました。でも永住権がおりる少し前にオープンワークパーミットが取れ仕事を始め、なんでも中途半端にできない僕は仕事も一生懸命するうちに次第に責任ある仕事に就き、忙しさに感けてなかなか思うようにトレーニングは進みませんでした。
その間にそのインストラクターはパイロットとして新しい仕事を見つけ学校を去り、また次のインストラクターも徐々にカーゴパイロットの仕事の方へシフトしていき、信頼していた人がいなくなるということで僕は完全に自信を失いつつありました。
でもその後すぐに新しいインストラクターに出会うことができました。彼は飛ぶことが大好きで、飛ぶことの楽しさを思い出させてくれました。彼と飛び訓練を続け次第に失った自信を徐々に取り戻していきました。
トロントにきてから永住権が取れるまでボランティアをしながら事業用操縦士免許取得に向けてがんばってきました。あるフライトスクールのスケールの大きさに魅せられ入校しましたが、不慣れな場所とアンフレンドリーな対応に徐々に自分の居場所がわからなくなり、自信も徐々になくなっていきました。バンクーバーにいた時、飛ぶということが楽しくて仕方がなかったあの頃がうそのように、飛ぶことがいつのまにか苦痛になっていました。
ハミルトン空港の滑走路はこんな感じ。横風対応の滑走路があります。 |
その間にそのインストラクターはパイロットとして新しい仕事を見つけ学校を去り、また次のインストラクターも徐々にカーゴパイロットの仕事の方へシフトしていき、信頼していた人がいなくなるということで僕は完全に自信を失いつつありました。
でもその後すぐに新しいインストラクターに出会うことができました。彼は飛ぶことが大好きで、飛ぶことの楽しさを思い出させてくれました。彼と飛び訓練を続け次第に失った自信を徐々に取り戻していきました。
僕は徐々に自信を取り戻しながら、いよいよ来るべき日を迎えたのでした。
事業用操縦士免許のフライトテストに挑む日が来たのです。
グランドブリーフィングを含むフライトテストは朝早くから夕方近くまでかかりました。試験官は学校のチーフインストラクターでしたが今まで見たこともなく、まして一緒に飛んだこともありません。それは彼が平日のみ学校にいて僕は週末だけしか飛べなかったからです。いろんなことが頭によぎりました。自家用操縦士免許のフライトテスト時の試験官(学校の校長)はとても激しい人で、「速度をあげろ!早く飛べって言ってんだろ!」といいながら操縦桿の真ん中をグーで数回パンチするような人でした。(これ本当です!)演技でそうしていると後で聞きましたが、試験官というのはみんなこうなのかと思わざるを得ませんでした。でも今回の試験官(チーフインストラクター)は僕の想像とはうらはらに穏やかでとても気さくな人でした。
事業用操縦士のフライトテストでは約2時間の飛行計画を45分以内に企てなければなりません。また模擬される目的地は事前には教えてくれず、フライトテストの直前になって知らされます。これは結構難関です。
事業用操縦士免許のフライトテストに挑む日が来たのです。
グランドブリーフィングを含むフライトテストは朝早くから夕方近くまでかかりました。試験官は学校のチーフインストラクターでしたが今まで見たこともなく、まして一緒に飛んだこともありません。それは彼が平日のみ学校にいて僕は週末だけしか飛べなかったからです。いろんなことが頭によぎりました。自家用操縦士免許のフライトテスト時の試験官(学校の校長)はとても激しい人で、「速度をあげろ!早く飛べって言ってんだろ!」といいながら操縦桿の真ん中をグーで数回パンチするような人でした。(これ本当です!)演技でそうしていると後で聞きましたが、試験官というのはみんなこうなのかと思わざるを得ませんでした。でも今回の試験官(チーフインストラクター)は僕の想像とはうらはらに穏やかでとても気さくな人でした。
事業用操縦士のフライトテストでは約2時間の飛行計画を45分以内に企てなければなりません。また模擬される目的地は事前には教えてくれず、フライトテストの直前になって知らされます。これは結構難関です。
僕の場合はパイロット1人(150ポンド)、乗客1人(200ポンド)、貨物1つ(200ポンド)で、出発地から111NM(約206km)ある第一目的地へ行き、そこで貨物を降ろして、そこから約156NM(約289km)にある第二目的地(オーエンサウンド)まで乗客を乗せて飛行するというものでした。
なんとか時間以内に完了し、口頭試験へ。飛行計画、気象、飛行機のシステム、緊急手順など様々なことを聞かれいよいよ実技試験です。視程が10マイル以下という気象でしたが、穏やかで時に笑わしてくれるチーフインストラクターのやり方は僕が理想としているもので、彼のやり方を肌で感じることで終始リラックスしてフライトテストを受けることができました。
さて少し長くなってきたので今日はこの辺にしておいて明日この続きを書きたいと思います。
フライトテストの内容を少し紹介し僕が自信を取り戻した瞬間をお伝えしたいと思います。
次回、【思い出のフライト 7の続き】 一度失った自信を取り戻す方法 (事業用操縦士免許フライトテスト(実技試験)) 後編 です。
お楽しみに!
ありがとうございます!
Toronto VFR Navigation Chartです。 右下の大きな水色がオンタリオ湖。その左、尖った辺りがハミルトンです。 そこから地図の上端までの飛行プランでした。 |
さて少し長くなってきたので今日はこの辺にしておいて明日この続きを書きたいと思います。
フライトテストの内容を少し紹介し僕が自信を取り戻した瞬間をお伝えしたいと思います。
次回、【思い出のフライト 7の続き】 一度失った自信を取り戻す方法 (事業用操縦士免許フライトテスト(実技試験)) 後編 です。
お楽しみに!
ありがとうございます!
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