一生懸命頑張ってひらがなを書く息子 |
ただ英語で覚えた言葉や文が沢山あるので自分の言いたいことを日本語で表現できない場合があります。その時は英語で言ってもいいよと言います。息子は聞きたいことを英語で話し、僕はそれを聞いて日本語に直します。例えば昨日息子が突然こんな質問をしてきました。
"What kind of two colors do we need to make golden color?"
中々良い質問ですよね。というか4歳にしてはなんと賢い質問!(ってまた親ばかですいません。。)息子はいつもとても素晴らしい質問を投げかけてくるのですが、息子の探究心をさらに伸ばすため、まず「ゆうちゃん、それめっちゃいい質問やなぁ!」と言います。そして僕は「それやったら日本語で、「金色を作るのに必要な2つの色って何?」と言うねんで。同じように言ってみ?」と言います。息子に英語で言ったことを日本語で言い直させて、それでその質問や話しかけてきたことに対して答えるのですが、ちなみにこの質問には「うーん、なんやろう。お父さん、わからんわ。黄色と、なんやろうな、銀かな?」と言いました。そしたら「違う、黄色と、オレンジ!」と言いました。僕は「ほんまやな。きっと黄色とオレンジやわ」と返しました。
息子に日本語も英語も習得してもらいたい僕ですが、かといってスパルタ的に日本語を教えようとは思っていません。人間誰でも強く言われると跳ね返したく思う時がありますよね?あまり強く押し付けても逆効果になるような気がして、今は息子ことをまた彼の能力を信じてできるだけ優しく自然に日本語を教えるようにしています。
また僕自身が息子に対して魅力的な人間、男でいなければならないと思っています。もし僕がダメなお父さんであれば、「あんなお父さんが使う日本語を勉強して何になる?」となるでしょう。僕の事を息子が好きになって素晴らしい人間だと思ってくれたら、日本語に対して自然と興味が芽生え日本という国またその文化が素晴らしいと思い、そして更に日本のことを日本語を深く勉強したいと思うようになるでしょう。
話が少しずれますが、人間に一番大切で一番大事なものは「優しさ」だと思っています。やっぱり優しい人がいいじゃないですか。誰も怒っている人のところに近寄ろうとはしませんよね。戦争のように怒って解決しようとするとひどく悲惨な結果を招きます。また自分が人に怒られたり、無愛想な態度を取られるのが嫌いなので人には絶対そういうことはしないように日々心がけています。
妻が息子に厳しくしてくれる分、僕は息子には特に優しく接する事ができます。時々叱るときもありますが、それは怒ることとは違います。厳しくすることは時には必要と思っている人が沢山いると思いますが、優しくいても相手に自分の思いを伝えることは十分できます。むしろその優しさで強く印象付けることも可能だと思っています。
だから僕は息子に常に優しく接し、日本語も優しく教えます。そして自分自身を磨くことが彼の日本語習得の近道だと考えています。幸い今息子は僕のことを「大好き」と言ってくれます。僕も彼の事が大大大大好きです。妻には良く「彼はあなたのベストフレンドだね。」と言ってくれます。ずっとずっと彼のベストフレンドとして生きていけたらと思っています。
人生というのは実験の繰り返し。ああだこうだやってみて一番良い方法を見つけて行く。自分のやっていることが正しいかどうか、うまくいくかどうかわかりません。息子が英語で言ってそれを優しく日本語で言い直させる、これも実験です。なんでもまずやってみることが大事。どうなるかはやってみてからのお楽しみ。彼が日本語と英語のバイリンガルかさらにもう一つくらいペラペラに話せるようなトリリンガルになればいいなとも思っています。
勝手に僕が思うバイリンガル教育に必要なものは何かと考えると、
1. 押し付けず自然に子供の能力を信じる。
2. 教える人間が子供にとって魅力ある素晴らしい人間になる。
3. 常に優しさをもって教えるということを忘れない。
4. 繰り返し、反復が大事。
5. 実験精神をもって大きな夢をもち諦めずに教えていく。
と、こんな感じでしょうか。いやーと言いながらどうなるでしょうね。でも頑張りますよ!
ありがとうございます!
次回、【僕の息子はカナダ人10】結構悩んだ子供の名付け。色々な思いを込めました。です!
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