2013年12月4日水曜日

[僕の息子はカナダ人 7]自立心が強くお手伝いをしたがる息子。息子の将来を左右する重要なもの。

息子もクリスマスツリーの飾り付けを
手伝ってくれました。
今日は息子の自立心また彼のお手伝いについて書きたいと思います。

息子が2歳7ヶ月の時にトイレトレーニングを始めたのですが、スタートから9日目にポッティー(おまる)におしっこできるようになり、次第に自分一人でトイレができるようになりました。その辺りから息子の自立心がめっちゃ強くなったと思います。

今まで着せていた服も自分で着たがり、靴も自分でできると自分で履くようなったり、玄関のドアも車のドアも自分で開け閉めするようになり、チャイルドシートのシートベルトも自分で装着したがる。トイレの電気も自分で点けたがり、トイレの蓋も自分で開けたがる。僕がやってしまうと、全て最初から自分でやり直します。

2年前のクリスマスに妻の実家であるサーニア(トロントから西に3時間半のアメリカとの国境の町)へ車で行った帰り、サービスエリアで少し休憩を取った後車へ戻ったとき、とても寒い日だったので早く車の中へと僕が車のドアを開けてしまった。そしたら息子は「僕が開ける~!」と大泣き。周りにいた人がびっくりするくらい大きな声で泣き始めました。

僕はわかったと息子自身にやらせましたが、大泣きしてて寒いし手が悴んでドアを上手く開けることができない。。少し手伝うと「自分でやる~!」とまた大泣き!でも何回やっても開かない。。彼の自主性を重んじて自立心をさらに大きくさせたいと常々思っていますが、あの時ばかりは雪が降っていて凍え死にそうな日だったので何回かのチャレンジの後にもう僕がドアを開けて息子を車の中に入れ、ごめんな凍え死んでしまうかもしれんからと何回も言いながら息子を座らせました。これには心が痛みましたね。


おそらく僕の息子だけじゃなく他の子供もそうだと思いますが、子供の自立心の強さは凄まじいものがあります。4歳になった今もそれは変わっていません。時々手伝ってやると、「僕、お手伝いいらない!」と強く、大粒の涙を流しながら拒否します。ここで親である僕が怒ってしまうとだめです。彼の自立心を尊重して辛抱強く彼がやり遂げるまで待ってあげます。だからいつも時間と心の余裕を持つように心がけています。

息子がやりとげたら「良く一人でできたなぁ。すごいなぁ。ようやった!」と褒めてあげます。そしたら彼は自分がやることなすことに自信がついてくるでしょう。生きていく中で自信というのは非常に重要な要素です。これを失うと何かをしようという気持ちがなくなってしまいますからね。出来る限り彼が自信を持つということを経験させてあげたい。ただそれと同時にこれが自信過剰にならないようにしなくてはいけません。

人間は一人では生きて行けません。誰かに助けてもらって手伝ってもらって生きていかなければなりません。だから僕が息子を少し手伝ってうまく行った時は、「ほら、お父さんが手伝うとすごくスムーズにできたやろ。お手伝いしてもらうことってええことやねんで。」と教えてあげる。最初の頃はその少しの手伝いすら大きく拒否していた息子ですが、最近はまた成長して「お父さん、手伝ってぇ」と言ってくる。僕が息子を少し手伝って何かを達成させる、それを繰り返しすることで息子に自信を付けさせ社会で共存できる人間になると考えています。

僕や妻が料理をしていると好奇心旺盛な息子は僕もやりたい、手伝いたいとキッチンにやってきます。息子が手伝うと水遊びまでして無茶苦茶になるのですが、そこを「ダメ、無茶苦茶になるからあっちいっといて」と言ってしまったら、息子の自立心、自主性、社会性、思いやり、助けあうという心、優しさ、好奇心、コミュニケーション力が失われます。

息子は特に卵を割るのが大好きなのですが、卵をぐしゃっと割って殻のかけらもボールに入る。僕は正しいやり方を見せて教えます。その通りやってうまく言った時は思いっきり褒めてあげる。殻なんてあとで取ればいいし、食べてる時に少しくらいガリッとなっても上記の人間に大切なものを失うくらいやったら全然我慢できます。

一つ一つ何かがきちんと出来るようになっていく息子をみることは本当に楽しいしこの上ない幸せです。 いつまでも彼に自信を持たせ、協調性を教えていきたいと思います。


ありがとうございます!

次回、【僕の息子はカナダ人 8】息子のことを神様だと思った瞬間!笑って涙が出てきた。。です!

にほんブログ村 海外生活ブログ トロント情報へ

0 件のコメント:

コメントを投稿