2015年12月30日水曜日

今年一年を少し振り返ったりしてみます。。

自分でもなんでこんなに更新できないんだろうと思いますが、今年もありがたいことに忙しくさせて頂いて色々と素晴らしい出来事や素敵な出会いも沢山ありました。

息子のことも沢山書くなんて言っておきながら全然でしたね。。^^;

彼は依然素晴らしく、頼もしいほどに成長しております。フランス語の学校に行き始めて早1年と3ヶ月。まだ意味は分からないと言いますが、看板や食品の箱などに書いてあるフランス語をスラスラっと読めるようになってきました。我が息子ながら本当に素晴らしいなと思います。

また日本語の方はというと先月から毎週土曜日に日本語を教えてくださる日加学園に通わせています。トロントには補習校も含めて約4つの日本語学校があり、特にちゃんと比較したわけではないですが、日加学園の先生方、校長先生や担当の先生もとても素晴らしい方々です。先日クリスマス発表会があり楽しいイベントも盛り沢山で親子とも楽しみながら日本語や日本文化に接することができます。そのおかげで息子の日本語の発言が少しづつ戻ってきました。彼には是非日本語で読んでもらいたい本があります。彼がそれを読み理解出来るまで僕はあきらめません。それについて彼と将来日本語で語り合うのがチョットした夢でもあります。

僕の方はというと、年の瀬に歌手デビュー?しました!
JCCC(Japanese Canadian Cultual Center日系文化会館)という日本文化を紹介し共に分かち合う機会を提供している団体があるのですが、そこの小林ホールというところでトロント紅白歌合戦というのがありまして、今回初参加で約300名のお客さんの前で歌を歌わせて頂きました。リハーサルや舞台進行など準備が本当にしっかりしていて裏方で働いてくださったボランティアの方々や歌手の皆さん、本当に素敵な方々ばかりでした。曲は鬼束ちひろさんの「月光」。気持ちよくてもっと歌いたかったです。これを機に音楽活動してみようかなって思ったり。(Youtubeデビューもしちゃいました。オリジナル曲や好きな曲のカバーなど沢山アップして行こうと思います!

それで今はカナダの市民権を取得するために準備しています。どうしてカナダの市民権を取るのかはまた別の機会にお話できればと思います。

来年も色んなことにチャレンジして頑張りたいと思います!

皆様、素敵なクリスマスと良いお年をお迎えくださいませ。

ありがとうございます!

2015年6月29日月曜日

今もまだ根強い人気、オンタリオ・サイエンス・センター

またなが~いインターバルで前記事、ユージンさんとのフライトの続きを書くつもりが、今回は僕の大好きなオンタリオ・サイエンス・センターについて書いてしまいました。。





オンタリオ・サイエンス・センターはトロントの中心街から車で北東約20分程のところドンミルズロードとエグリントンアベニューイーストの南にあります。


上の写真(入り口)では閑散としていますが、行った時は雨が降っていて、学校も夏休みに入っているためか入場料を購入するのに30分くらい並びました。一般入場料は大人22ドル、13歳から17歳と65歳以上は16ドル、3歳から12歳は13ドルです。


1969年に建てたれたこのオンタリオ・サイエンス・センター。建築したのは日系カナディアンのレイモンド・モリヤマ氏です。バンクーバー生まれでカナダの建築家でもあり都市計画家。現在はナイアガラに近いセント・キャサリンズにありますブロック大学の学長を勤めていらっしゃるようです。
このオンタリオ・サイエンス・センターだけでなくブロック大学の建物、トロント大学スカボロー校(新しい学部、物理学、環境科学および生命科学の校舎)、 トロント中心部にあるライヤーソン大学の新校舎、トロント日系文化会館(JCCC)、また東京、青山通りにあるカナダ大使館なども設計しています。
使いやすさと耐久性、そして美しさを兼ね備えた建築物をデザインし続け、世界的に高く評価されているモリヤマ氏が建てたこのオンタリオ・サイエンス・センター。もう何回も来てるんですが、僕のお気に入りの場所です。


数ヶ月ごとに催されるスペシャルイベント。今はディスカバリーチャンネルの人気番組「Mythbusters(ミースバスター:怪しい伝説 (直訳すると神話壊し屋)巷で囁かれる怪しい噂などを検証する番組)」のイベントが開催されていました。このスペシャルイベント会場に入場するにはサイエンスセンターの入場料込みのチケットを購入することで入場することができます。ちなみに料金は大人27ドル、13歳から17歳と65歳以上は21ドル、3歳から12歳は15.50ドルでした。


これちょっと分かりにくいかもしれませんが、内部地図です。3つのメインビルディングが橋とエスカレーターで繋がっています。ドンバレー渓谷の地形にそって建てられているため、まるで地下の秘密基地にアクセスするかのうように下に下に行きます。
まずは地図左端の入場口から青い部分をずーっと右に長い渡り廊下を通ります。その長い廊下には何十億年ものの石がずらーっと並んでいます。


これも何回も観て触っているのですが、必ず触りたくなります。。。本当に何十億年前の石、岩かどうか不明ですが、きっとそうなんだと思うと触らずにはいられません。石が持つパワーに癒やされる感じがして。。。 断面が綺麗でツルツル。つい触りたくなりますよ。

その石が展示されている廊下を通り抜けると広々とした空間があって、そこでちょっとしたイベントが行われています。子どもたちが工作できるコーナーや、

Mythbustersで実験に利用された後ろ向きに走る車が展示されてました。走りにくそう。。。

それではエスカレーターにて一番下まで行きますよ。

途中で木の根っ子が展示されていたり、またドンバレー渓谷でみることができる野鳥の紹介が写真とともに窓に書いてあったりします。

写真ボケていますが、テラス(携帯事業会社)が提供している熱帯雨林コーナーがあります。ここもお気に入り。

中に入るとムワッとしてまるで南国にいるような感じにさせてくれます。

小さな滝やこのかわいい吊り橋がさらにムードを盛り上げてくれます。この吊り橋もここに来たら必ず絶対に通ります。。。

触ったら漏れ無く高熱病になるようなカエルも「おっまた来たね!」と出迎えてくれます。
そしてこの熱帯雨林コーナーの横には科学体験コーナーがあります。


下から蒸気のようなものが出ていてそのまわりをぐるぐる周ると人工的に竜巻が発生するのを観ることができます。
いつもこれやりたくて我慢してたのですが、今回はやっちゃいました。。
僕も見事に竜巻発生させることができました!^^;


いつも大盛況なサイエンスショー。最後は決まって静電気体験です。

順番にステージに上って大きな静電気マシーンに触れて頭をシェイク!すると髪の毛がもわ~っと立ち上がっていきます。

放電をみることができる真空に近い希ガスがはいったガラス球。触れると放電が吸い寄せられる科学館お決まりのもの。これもやっぱり触りますよね。。
科学体験コーナーには、自転車をこいで電気を灯したり、音を吸収する部屋があったり、目の錯覚で小さいものが大きくみえる部屋、真っ暗な洞窟など本当に楽しいものが沢山あります。

まだまだ続きます。体験コーナーで思いっきり遊んだ後は、これまた大好きな宇宙コーナーへ。宇宙コーナーは一つ上の階にあるのですが、そのエスカレーターの横、熱帯雨林コーナーの近くにこんなものがあります。

はい。あの金の葉っぱを引っ張って中を覗くことができます。。。 是非オンタリオ・サイエンス・センターに来たら覗いてみてくださいませ!

宇宙コーナーへ行く前にさらにちょっと寄り道。エスカレーターに乗る前に外に出てドンバレー渓谷の自然を満喫することもできます。


霧雨で中々良い雰囲気。少し散歩して木でできた滑り台を降りてまた館内へ戻りましょう。

さてさて寄り道の後、宇宙コーナーへ。宇宙と言えばやっぱりこれ。

残念ながらもう退役してしまいましたけども、この大きな模型は家に欲しい!といつも思わせてくれます。

宇宙コーナーはドーナツ状になっていて、僕らの惑星、地球がある太陽系のことや彗星、宇宙線、ブラックホール、月面ホバークラフト?体験など宇宙のことを楽しく沢山学ぶことができます。
今回はこんなものに目がいきました。
万有引力の法則で有名なニュートン。でも光の研究でもとても有名だったんだとこのサイエンスセンターで初めて知りました。。。
オプティクス(光学)というニュートンが書いた本があるそうで、ニュートンは「光の分散」という太陽光線がガラスのプリズムを通ると屈折率の差によって赤から紫に至るたくさんの成分に分けられることを発見したんですって。当時は光の色は青、緑、赤の3色または紫、青、緑、黄、赤の5色と考えられていたそうなんですが、ニュートンは5色の紫と青の間に藍色、黄と赤の間にオレンジ色をいれて、「虹は7色である」としたそうです。虹を7色としたのはニュートンだったとは知りませんでした。。。でも実際くっきりと7色にみえないですよね虹って。ニュートンが「7色」としたのは音楽の7音階ドレミファソラシと関係付けたかったかららしいです。ニュートンの時代の300年前のヨーロッパでは、音楽が学問のひとつで、音楽と自然現象を結び付けることが大事なことと考えられていたからなんですって。いや~勉強になります。

またこの宇宙コーナーにはプラネタリウムがあります!写真はありませんが、これがまたとっても良いのです。大体1時間おきにショーが行われます。このトロントの街から宇宙船にのって火星まで旅をしたり、今の季節にトロントから観える星座などを教えてくれたりします。それで特筆すべきはここのプラネタリウムには座席がないのです!まるで外で草の上に寝っ転がって星を眺めるようにカーペットの上に寝っ転がって星を眺めます。ふわふわのクッションもゲットできれば快適に天体観測できるという素晴らしいプラネタリウムなのです!でもいつも人でいっぱいなので今回は観ませんでしたが、是非機会あれば行っていただきたいコーナーです。

オンタリオ・サイエンス・センターには子供が思いっきり楽しめるコーナーなどまだまだ沢山楽しいことが体験できます。またもちろんレストランも館内にあってランチを食べることもできます。科学玩具が買えるお店も充実してますよ。(2016年8月7日追記: つい先日サイエンスセンターに行きましたら残念ながら科学玩具のお店はクローズしてました…あまり皆んな買わないのかな…)

冬には深い雪に覆われるトロント。室内で思いっきり楽しめるこのオンタリオ・サイエンス・センターは冬でも家族連れで楽しめるアトラクションとして劣らず大人気なのです。

機会あれば是非是非行ってみて頂ければと思います。
ご拝読ありがとうございました!

2015年3月10日火曜日

【思い出のフライト8】前編:ユージーンおじさんとのファーストフライト

新年の挨拶の時に書きましたが、僕にとって去年末に2つの素敵な出会いがありました。その一つ、自家用飛行機を保持しているとあるおじさん、ユージーン・タッカーさん(サンタクロースに似た14,000時間の凄腕パイロット。空を飛ぶから本当のサンタクロースだったりして)との出会いによって彼と初めて一緒に空を飛んだ時の事を今日は書きたいと思います。(またいつものごとく随分更新していなくてすみません。。。って誰も気にしてないって?僕は元気ですよ!^^;はは)
空は快晴でした。これ紙飛行機じゃないですよ。本当の飛行機です^^
12月20日、気温はマイナス6℃でしたが空にはほとんど雲はなく、比較的天気が悪い冬でも絶好のフライト日和でした。でもご覧のように飛行機には氷や霜が。。。
でもユージーンさんの飛行機、重要な部分にちゃんとカバーをかけています。
ユージーンさん、尾翼の上に落書き。すごく気さくで楽しいおじいさんなんです。
これがお手製?のプレヒーター。冷えきったエンジンを外部から温めてあげます。ユージーンさんはエンジンの下から暖めます。通常プロペラ後ろのエアインテイクのところから暖めますが、たしかに暖かい空気は上にいくので下から暖めたほうが効率がいい。一つ勉強になりました。
機内はこんな感じ。鉄の塊丸出しという感じの飛行機。
ユージーンさんの飛行機セスナ150のコックピット。こんなんで本当に飛ぶのかな。。。と少々不安。無線機などは壊れていて自前のトランシーバーを繋げ通信します。この飛行機のクランキング(エンジンかけること)もユニーク。パネル上部中央にカギがありますよね?これをひねってエンジンをかけるのではなくその左隣にある碇型のレバーを引くことでエンジンが掛かります。面白いでしょ?
プレヒーターでエンジンを温めている間、機体についた氷を取ったり、ユージーンさんバッテリーをつけています。冬の間は飛ぶ機会が少なくなるのでバッテリー自体も冷え込みます。バッテリーだけはいつも外して暖かい家に持って帰るそうです。バッテリーがないと飛行機は動かないので防犯にもなるとか。なるほど。
そうこうしているうちに太陽熱で氷も霜も溶けてきました。いい感じ。
太陽が照って気持ちいぃ。エアインテイクのカバーも付けて、いざ空の旅へ。

さて、この先僕にとってびっくりすることばかりのフライトが始まります。ユージーンさんのフライトは常識はずれ。とても勉強になったし本当に素晴らしいフライトでした。
それに冬のカナダはとっても寒いですけど空から観るととても綺麗なんですよ^^

すみません、今日はこの辺で!
続きは「後編:ユージーンおじさんとのファーストフライト」にてその綺麗な写真と共にお送り致します!


ありがとうございます!


2015年1月12日月曜日

2015年、新年明けましておめでとうございます!

これは朝日ではなく夕日なんですけども。。。雰囲気合ってるかなと思いまして。

皆様、遅ればせながら新年明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願い致します。元日にはまたトロント本願寺にて初詣(←昨年の記事)に行かせていただきました。1年に一回受ける航空身体検査もまた無事にパスして(←こちらも昨年の記事)今年も元気に飛行機操縦を楽しむことができます。

昨年はなにかと新しいことにチャレンジできたと年だったと思います。それがまだどう繋がるかわかりませんが、今年も新しいことにどんどんチャレンジしていきたいと思っています。

特に印象に残っているのは7月に息子と日本に帰った時のことと先月のクリスマス前に偶然に知り合ったある2人のこと。

1人はこのブログを通じて連絡してきてくれた人でなんと僕の後輩だったということが判明!彼は今学生で卒業前にここトロントに英語を学ぶために短期留学で来ていて、是非飛行機に乗せてくれませんかと言うことでなんとか彼がこっちにいる間に一緒に飛びたかったのですが、生憎のこの冬のトロントの天気。4回チャレンジしましたが、風がきつかったり、シーリング(雲)が低かったりと天気が悪く結局一緒に飛べずに彼は日本に帰ってしまいました。。。本当に残念でした。。。

その3回目のチャレンジの時、飛べなくても雰囲気を味あわせてあげようと9割ほど飛べないのは分かっていながら彼を空港に連れて行きました。ハンガーに駐機しているセスナ172の中に入ってコックピットに座ったり、古い戦闘機の前で写真を撮ったりして少し空を飛ぶ雰囲気を味わって、彼が日本に帰る直前のラストチャンスに掛けようと言いながら空港を後にしようとしていた時、そのもう一人の人に出会いました。
マーカム空港にあるこのカナダ空軍の戦闘機は調べたらイギリスのメーカー、アームストロング・ホイットワース社が作った戦闘機だったということがわかりました。活躍していたのは1930年から35年だと思います。
彼は口ひげとあごひげを生やした見ためサンタクロースにそっくりな人で、寒く風がキツイ中自分の飛行機の様子をみにきていました。歩くのに杖を付いていたのですが飛行機を持っている彼からなにか感じるものがあって思い切って帰る間際に話しかけてみました。

彼はユージーン・タッカーという名前で飛行時間14,000時間を持っている凄腕のパイロットでした。別に昔戦闘機乗りだったわけじゃなくフライトインストラクターを長い間やっていたようです。

彼と少し話をした後、僕が「いつか一緒に飛べたらいいですね」と言うと電話番号を渡してくれいつでも連絡頂戴と言ってくれました。

興奮冷めやらぬうちに僕は後日早速彼に電話をして一緒に飛ぶ約束を付け天気の良い週末に本当に飛ぶことになったのでした!そのフライトで僕は彼から沢山の事を学び貴重な体験をしました。それが実に素敵なフライトだったのです。

そのユージーンさんとのフライトの事はまた次回にでも書きたいと思いますが、僕には新しい人との出会いによって得た成功体験がありますので、年末に出会ったこの新しい2人とは一期一会、是非ずっと繋がっていけたらと思っています。


あ、そうそう今年もより一層息子のことも書きたいと思っています。彼の成長は変わらず目覚しく本当に頼もしく感じます。昨年から行き始めたフランス語の学校で様々なフランス語を習得していて、その単語力は本当に関心するものがあります。また日本語も頑張っていますよ。相変わらず彼は僕に英語で話すのに対し、僕が日本語で返すといった感じですが、時々日本語のみで発言するときにはべた褒めするという感じ。

彼のことを書くのは、彼が将来大きくなった時、赤ちゃんの時のことや小さい時どんな風だったのか、またどんな出来事があったのかそれを記録するために書いているのですが、きっと彼が将来日本語を読めるようになる事を信じてこれからも書き続けていきたいと思います。


今年も皆様にとってもまた素晴らしい1年でありますように。

それではまた!
ありがとうございます。